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今一度、呼吸を思考する。

呼吸筋、使えていますか?
先日呼吸筋ストレッチ指導士のフォローアップセミナーがありました。
日本全国からこの日のために集まった指導士の方達。
お医者さま、セラピスト、アスリート、トレーナー等々各界でご活躍されている皆様とともに今一度呼吸筋ストレッチの効果や用語について学びます。発声と呼吸・姿勢を関連させた指導ができるよう続けてきましたが、今回もヒントがいくつかありました。

課題に光明がさしたのは、「吐けないのは吸息筋が硬いから」という本間先生のことば。
現代人の呼吸は浅く速くなっています。また、コロナにおけるマスク生活やコミュニケーションの縮小の影響もあり、この状況はさらに加速しています。使わない筋肉や機能はだんだんと衰えていきます。
みなさんも、発声の際に「吐けていない」と指摘されたことはありませんか?
吐く筋肉の強化ももちろん必要なのですが、その前に吸う筋肉を柔らかくすることが大切です。
また、吸う筋肉を柔らかくすることで気管・気道も開きやすくなるのではないかと。吸息筋の部位からすると、確かに。呼吸筋ストレッチの効果はパフォーマンス向上のための準備運動です。

人の1日の呼吸回数は2万〜2万5千回程度。
毎日これだけの呼吸をしているのであれば、呼吸筋ストレッチをその呼吸に取り入れればかなりのトレーニングになりますね。トレーニングで集中してその方法を学び、日常に取り入れていくことができれば、より効果が得られやすくなるのではないでしょうか。

また、呼吸筋のストレッチは姿勢改善にもつながります。
姿勢が良いとポジティブな印象を与えます。
長寿社会に、健康寿命も延ばしていきたいですね。

皆様の今日が健やかでありますように。

先生のお話を聞きながら、気になるキーワードをメモ。
最後に質疑応答の時間を設けていただきました。

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