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世界を知る。

今年に入り、様々なイベントが開催され活気が戻ってきましたね。
海外にいくのはもう少し先になりそうなので、日本で海外交流のイベントなどチャンスがあれば足を運んでいます。様々な国の言葉が飛び交い、1つ、2つの言葉できるだけでは全然足りません。すべて理解できなくても、異国の言葉のメロディが音楽のように耳に入ってきて楽しいです。お互いに伝えたいけど伝わらない、なんとももどかしいですね。日本語同士でも誤解が生まれるのだから、国を超えてコミュニケーションをとるのはどれだけ繊細かと感じています。

<みなと区民まつりより>

講師はノラさん。(本名はエレノラさん)
できました。
いろいろ。

<PERSIA FES.2023より>

こちらはペルシアフェス。
民族楽器に興味があります。サントゥールの美しい音色に惹かれました。

奏でる。

一通り見てベンチに座っていたら、ニコニコ微笑むと年輩のご夫人と目が合いました。
お話しませんか、と声をかけたら隣に座ってくれました。嬉しい。ご主人は日本で仕事をされていて、ご夫人は3年前に日本に来られたそう。日本食は好きだけど、先月足の手術をして入院した時の病院食は食べられなかったと。食べ物の文化は違っても「美味しい」と感じる味覚判断は世界共通なのかもしれません。バザーで買ったハルワという郷土菓子をお裾分けし一緒に食べました。「اگر همسایه من بودی، غذا را تحویل می‌دادم.」ペルシャ語で翻訳機何やら話しかけるご夫人。「あなたが隣人だったら作ってあげるのに。」このお菓子は自分も作るのだと。わあ、それはぜひお願いしたい!隣に住みたい…笑。このフェスは、チャットで知ったのだそう。同じ国の人たちが通るたびに「あれはイランの人」とつぶやきながら時に挨拶をしていました。言葉が通じるだけで、大人も子供も、お互いにふと表情がゆるみます。イランも日本と同じく今は秋のようです。なんだか、故郷の祖母と話をしているような気持ちになりました。穏やかな日差しの中で、ほんの数分間、世界のどこかで暮らすひとりの人生に触れました。

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