ボイスサンプルはこちらから

練習もコミュニケーショも。

10月も素知らぬ顔で始まりましたね。
先日、Web会議ツールを使って他県に住む方がボイストレーニングを受講されました。今回のレッスンの最終目的は、会場や映像を通して朝礼のアナウンスを届ける声。遠隔でのボイトレですが、今回気が付いたのは画面越しに目の動きがよく見えること。「これであってるかな…」など、不安だったり探っているときは目がきょろきょろと動いてしまいます。そうすると、声の方向や距離もさだまらず、内容もぼやけて届かず。そんなときはひとまず。腰のあたりから発声はスタートしていると考えて深い呼吸を。レッスンで聞いたことや現段階で自分が考えていること、正解じゃなくてもいいから、ありのままの今の自分の響きを感じて自信を持って出す。この意識をするだけで、変わりました。ほんとうに、何かスイッチが入ったという感じ。ご本人も、意識のポイントを変えたら掴めたと、とても明るい声になりました。運良くこういった変化に立ち会えると、最高に嬉しいですね。つられてこちらも笑顔になってしまいます。
何かとコミュニケーションに気を遣う今日この頃。私にはひとりで黙々と過ごす時間も絶対に必要だけど、人と会って話をする時間も絶対に必要(単なるわがままともいう)。だけどこの状況、そろそろ、いやーとっくに、ストレス溜まって滅入りますよねっ笑。文章でくらい叫ばせてくれ。
今回のレッスンでは、私も元気をもらいました。ありがとうございました。
ところで、生徒さんにどんな教本を読んでいますか?と時々尋ねられることがあるのですが、例えば発声についてであれば、まずは気になった1冊の本、そして文章の中の1つのワードから派生して一見遠そうなものにまで、気が付いたら読んでいるかな。軸を作るために1本1本束ねています。発声、表現、そして練習を続けることなど、様々な角度から物事を考えると、見えてくるものもあるのではないでしょうか。

黒田龍之助先生の本の語り口が大好きです。

世の中も、もはや気分的にも、この日からすべてOK!という区切りはつかなそうですね。徐々に、落ち着いていきますように。

Comment