足跡をたどって。

地図が好きです。
GoogleEarthの旅ももちろん好きなのですが、地図帳に描かれた文字や記号や道なりを眺めては、景色をイメージして妄想トリップをすることもしばしば。紙の地図が好きです。
映画、「大河への道」を観てどうしても動かずにはいられなくなり、行ってきました。忠敬さん所縁の地、佐原へ。交通機関で行っても遠いと感じるのに、歩いて地図をつくるなんて。楽してごめんなさい。旧宅、記念館、過ごした街並みとめぐり空気を吸う。私はシャッターを押すだけで収めてきたけれど、その足と目で途方もない記録をつけ形に残した人たち。深く深く敬礼せずにはいられませんでした。50歳で19歳も若い天文の師に入門。年齢なんてなんのための指標か。それから55歳で測量の旅へ。それから、それから。

あれこれと、まだ見ぬ地や行きたいところの話しをしながら、
「生きているうちに、全部回りきれないよね。」
そうつぶやいた友人のことばに常日頃同感、人生をどう過ごすかふと考えるのでした。