この図書館に通い始めてから、10年が経ちます。
カウンターのスタッフの皆さんも物腰やわらかく雰囲気の良い図書館です。
今回、ヘーゲルの本を何冊か番組資料として借りに訪れていましたが、つい先日。
「ヘーゲル、今100分de名著でやってますよね。」
ぽつり、と。本当に、独り言のように。
貸し出し返却の事務的な内容以外で話しかけられたのは初めてでした。
もちろん、お互いにどこの誰かは素性はわからないのですが、ものすごく、ものすごーーーく嬉しかった。出演者だったらきっとお顔でわかると思いますが、声だけではなかなか結びつかないものです。
「100分de名著、今月はあと3回ですね。私も勉強のために読んでます」そう伝えた私の顔はきっと、頬が緩んで変な笑いを浮かべていたと思います。ひとり、感激しながら図書館を後にしました。
番組に関わる皆様、視聴者の皆様、有難うございます。
100分de名著 名著129「精神現象学」ヘーゲル 皆様ぜひご覧ください。
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