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生産者さんの思い。〜トンビマイタケ〜

今回のカフェで提供する食材について、生産者さんにインタビューしています。何気なく食卓に並ぶ食材には、たくさんのエピソードがあります。食材との出会い、作り上げるまでの困難。様々なストーリーを教えてくださいました。このエピソードが、更なるエッセンスになるのではないでしょうか。食べられることは当たり前ではないと、日々益々思っています。食材は、丁寧につくるとその仕上がりもその思いに応えてくれます。カフェでは大切に調理して、お召し上がりいただけるように準備致しますね。他にも、こんな食材を作っているよとい生産者さんがいらっしゃいましたらご連絡をお待ちしております。1/13(金)お楽しみに☺️

【たけちょう商店さんからみなさんへ】
私が初めてトンビマイタケを知ったのは、知人に連れられて行った新潟県魚沼市入広瀬にある「喜楽荘」という山奥の民宿でした。ここを営む浅井さんはキノコ名人として地域の広報誌やJR大人の休日俱楽部にも取材さてる有名人でした。ここでランチを食べさせていただいた時に、天ぷらとしてトンビマイタケを始めて食べました。初めて見たときは黒くて細長い天ぷらを前に、何の食材か分からなくてキョトンとしてしまったのを覚えています。浅井さんに「それはトンビマイタケだよ」と教えられて初めてキノコだと認識しました。食べてみたら自分が知っているマイタケとは味も食感も全くの別物で驚きました。とにかくコリッとした歯ごたえと出汁のうま味が感動的でした。トンビマイタケは入広瀬の郷土料理として地域で好まれる食べ物ですが、年々山を管理できる人が減り、天然の収穫量は減っているそうです。  そこから、トンビマイタケに興味を持ち、栽培を始めたのが3年前です。初年度は結果から言うと大失敗しました。100kg以上取る予定が、10kgも取れませんでした。失敗の原因は「虫」でした。栽培過程で虫が卵を産み付けて、孵化した幼虫にほとんど食べられてしまいました。自然を相手にするのは大変なことだと再認識させられる出来事でした。2年目からは失敗から学び、栽培方法を工夫した結果、100kg以上の収穫ができるようになりました。これからは栽培技術を更に磨き、全国に発信していきたいと思っています。

もうひとつ、ニンニクもご用意しております。こちらも、たけちょう商店さんが作られた農作物です。
日常で料理にニンニク使っている時に、スーパーで買った外国産ニンニクと国産ニンニクでは味も香りも全く違うと気づいたそう。そこから、自分が作ったニンニクで料理出来たらより美味しく作れるのではないかと思い3年前から栽培されたそうです。自分が使って心躍る食材なら消費者の方々に提供しても喜んでもらえるのでないかと感じているという竹内さん。また、生産にあたって去年は栽培量を増やすにあたって畑を変えたら、味、香りは良かったのですが全体的にサイズが小ぶりになってしまった、土が変わると結果にも大きく影響が出るのがよくわかたっと、苦労されたエピソードも教えてくださいました。今後は科学的な目線も入れながら土づくりに挑戦していくそうです。私もニンニク、大好きです!!そんな竹内さんの思いが詰まった甘さと香り豊かなニンニク。気になった皆様、お召し上がりいただけましたら幸いです。

トンビマイタケは5時間の下拵えで丁寧に。ニンニクもコロコロとかわいいです☺️

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